世界禁煙デー、改めて考えるタバコの害 秋田市でフォーラム

2022年07月23日 掲載

7月9日付の秋田魁新報に掲載された「スタディがんのこと。2022-23」では、秋田市で開かれた「世界禁煙デー秋田フォーラム2022」の内容がまとめられています。

フォーラムのテーマは「改めて考えるタバコの害」。麻酔科医の視点で見るたばこの害についての基調講演や、タレント・マティログさんによる禁煙チャレンジの対談などが行われました。

秋田大学医学部付属病院麻酔科の鵜沼篤医師による基調講演では、喫煙が及ぼす手術への悪影響についての説明がありました。

日本麻酔科学会が発表した「周術期禁煙ガイドライン(2015年)」「周術期禁煙プラクティカルガイド(2021年)」によると、手術前はいつの段階からでも禁煙を開始することに意義があるとされています。

また、日本循環器学会の禁煙ガイドラインによると、喫煙者は非喫煙者よりも術中の呼吸器の合併症が増え、さらに若年者はより増えるという結果が紹介されています。喫煙者は術後の回復も遅れます。

手術を万全な状態で受けられるように準備することは、禁煙のきっかけづくりにもつながると、鵜沼医師は話しています。

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[世界禁煙デー秋田フォーラム2022「改めて考えるたばこの害」]:予防にも・共生にも スタディ がんのこと。2022-23|がん情報サポートあきた

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