子宮頸がん予防、ワクチンが有効 「早期の接種が重要」
2022年10月13日 掲載
子宮頸がんの予防をテーマにした「由利本荘・にかほ市民医学講座」が、由利本荘市文化交流館カダーレで開かれました。
由利組合総合病院の軽部彰宏院長は基調講演で、データに基づいてワクチンの有効性を強調。「検診での高精度診断をワクチンと併用すれば、子宮頸がんは制圧できる」と語りました。
医師でジャーナリストの村中璃子さんもオンラインで講演し「HPVワクチンが危ないというのは誤解」と説明。10代前半で接種した場合に予防効果が高かったとする海外の研究事例を紹介し、早期の接種が重要と呼びかけました。
にかほ市は本年度、子宮頸がんの予防効果が高い「9価ワクチン」を無料で接種できる助成制度を設けています。