ワンチームで「禁煙」目指そう 秋田市で「受動喫煙防止秋田フォーラム」
12月24日付の秋田魁新報に「スタディがんのこと。2022-23 受動喫煙防止秋田フォーラム2022 ワンチームで「禁煙」目指そう」が掲載されました。
秋田市で県民の受動喫煙ゼロを目指す「受動喫煙防止秋田フォーラム2022」が開かれ、この中で行われた特別講演や基調講演の内容の一部を紹介しています。
特別講演では、「禁煙に導くためのカウンセリングテクニック―行動を起こさせるタイミングを知ろう―」と題して、愛知医科大学の谷口千枝さんが講演。今回は主に「禁煙支援の基本的な考え方」「やる気のない人への禁煙支援」「やる気のある人への禁煙支援」の三つを紹介しています。
谷口さんは、「できると思っている人と無理と思っている人に同じ声掛けをして、同じ結果が起きるわけがありません。私たちは、相手の行動への関心度に合わせて支援をしていくことが重要になります。患者さんがどうしたら楽しく禁煙プログラムに取り組めるのかを考え、サポートしてほしいと思います」と語っています。
基調講演では、すずきクリニック看護師の古仲晶子さんが、「禁煙治療における看護師の役割と成功のコツ」と題して講演。約12年間の禁煙治療成績を解析し、禁煙治療成功の要因を探りました。
禁煙の成功率は、性別で見ると男性58%、女性45%と男性が高く、年代別では高齢者が高い傾向でした。禁煙治療には合計5回の受診が必要。受診回数と禁煙成功率の関係を調べてみると、受診回数が増えるほど禁煙成功率が上がりますので、いかに5回目まで通院してもらうかが重要なカギとなります。
古仲さんは、「医療者は、喫煙者にたばこのない生活に関心を持ってもらい、不安なく禁煙達成に取り組めるように喫煙者に寄り添いながら、禁煙治療に携わっていくことが求められていると思います」と語りました。
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[受動喫煙防止秋田フォーラム2022 ワンチームで「禁煙」目指そう]:予防にも・共生にも スタディ がんのこと。2022-23|がん情報サポートあきた