肝機能ALT値、30超えたら受診を 「軽視しないで」学会が新指標
2023年06月27日 掲載
日本肝臓学会が、血液検査の項目のうち肝機能を調べるALT(GPT)値が30を超えた場合をかかりつけ医へ受診を促す新たな指標に定めました。
ALTは肝臓などの細胞に多く含まれる酵素。障害が起こって細胞が壊れると数値が上がり、肝機能障害が起きている可能性を示します。
日本人間ドック学会などが、どこまでが正常かを示す基準値を示していましたが、明確に受診を促す指標は初めてだそうです。
肝臓学会理事長の竹原徹郎大阪大教授は「肝臓病を見つける糸口になってほしい」として、健康診断で軽視しないよう呼びかけています。