食塩摂取・飲酒・喫煙 “がんリスク3大要因”に気をつけよう

2023年08月18日 掲載

他県に比べてがんの死亡率が高い秋田県。早期発見・早期治療のためには、やはり検診が重要だといいます。
加えて健康寿命延伸のためにも、がんのリスクが高まる3大要素に気をつけた生活を心掛けたいところです。

“がんリスク3大要因”は、食塩摂取・飲酒・喫煙


食塩摂取

全国でも秋田がトップクラスの食塩・塩蔵食品摂取と胃がん発生率(リスク)の調査によると、特に男性の食塩摂取量が高いグループで胃がんリスクが高くなり、約2倍となったそうです。

また、塩蔵魚卵や塩辛など塩分濃度が高い食事を毎日のように食べている人は、胃がんリスクが男女ともに約3倍前後という結果となりました。

喫煙

全国で見ると秋田は7番目(2019年調査)の喫煙率です。喫煙者のがん発生率は吸ったことのないグループに比べ、男性で1・6倍、女性で1・5倍。やめたグループでも吸ったことのないグループに比べて男性1・4倍、女性1・5倍で、喫煙の影響が残っていたといいます。

飲酒

男性で日本酒にして1日平均2~3合(1・4倍)、3合以上(1・6倍)と酒量が多くなるとがんになりやすいことが分かりました。

さらに、飲酒と喫煙が重なった場合のがん発生率を調べたところ、たばこを吸う人では飲酒量が増えるほどがん発生率が高くなる傾向が見られました。

がんにならないためには禁煙、飲酒はほどほどにということが言えます。

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