県受動喫煙防止条例、小規模飲食店への経過措置が来年3月に期限 健康と経営の両立、考えよう
2024年07月30日 掲載
非喫煙者が他人のたばこの煙を吸わされる「受動喫煙」の防止を図る秋田県条例について、制定から5年が経過したのを機に検証が進められています。
大きな論点となるのが、来年3月に期限を迎える経過措置です。事業所、飲食店は原則として屋内禁煙とする一方、小規模飲食店には店内喫煙を認める内容です。終了すれば受動喫煙防止の効果は高まるとみられますが、飲食店側は売り上げに影響すると危惧しています。
受動喫煙を防いで県民の健康を守る。喫煙客が多い飲食店への影響にも配慮する。相反するような二つの要素をどうすれば両立できるかを、現状を踏まえつつ、規制の在り方について議論を深めたいですね。