「eスポーツ」、フレイル予防に効果は? 県社福協が検証進める

2024年12月29日 掲載

県社会福祉協議会は、コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」が、フレイル予防に効果があるかどうか検証を進めています。

フレイルとは、加齢により体力や気力が弱まること。フレイル予防のポイントは、栄養や運動、社会参加です。そこで県社福協は「eスポーツ」に注目しました。

検証は10月末から仙北市と秋田市で、60~90代の計33人を対象に週1回実施しています。

初回はタッチパネルを使った認知機能や身体機能を測定。来年2月に再び測り、秋田大高齢者医療先端研究センター長の大田秀隆教授が効果を検証することになっています。

「ゲームで体を動かしながら頭を使うことで、認知症やフレイル予防により効果があるとされている。社会参加の促進やデジタルへの抵抗感をなくす効果も期待できる」と大田教授。

県社福協の工藤恵子副主幹は「身近な地域でフレイル予防ができるように、人材の育成にも力を入れていきたい」としています。

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「eスポーツ」フレイル予防に効果は? 秋田県社福協が検証|秋田魁新報電子版