食から始める健康、県栄養士会の取り組みを紹介

2025年02月05日 掲載

秋田県栄養士会は、県民の栄養改善や健康増進のため、栄養指導、食育活動、情報発信などさまざまな事業に取り組んでいます。

食事形態の早見表「A―デザイン」

独自の取り組みの一つが、病院や介護施設、在宅で療養している人向けの食事形態の早見表「A―デザイン」の作成・発信です。

各施設では、利用者それぞれの摂食嚥下機能の状態に合わせて、具材の大きさやとろみの加減などを変えて食事を提供しています。早見表A―デザインは、食事の形態とその名称を一覧に情報共有をしやすくしました。

A―デザイン普及させることで、高齢者のより良い食生活につなげたいとしています。

健康知識の普及

減塩や野菜摂取などに関する知識の普及にも力を入れています。幼児とその保護者を対象に開いている「うす味教室」のほか、企業にも「栄養出前講座」に出向いています。

高齢者向けには、加齢により心身の活力が低下する「フレイル(虚弱)」予防などをテーマにした栄養講座を年1回開催。幼児から高齢者まで、年代の切れ目なく食事の大切さを伝えています。

詳しくは

県栄養士会の取り組み 食事形態を独自に分類 食から始める健康あきた(10)|秋田魁新報社電子版