感染性胃腸炎に春も注意を ノロウイルスなど、予防策や対処法は
2025年04月16日 掲載
今年に入って全国で流行した感染性胃腸炎。低温低湿となる春は、ウイルス性の発症が多いため引き続き注意が必要です。
ウイルス性で特に多いのがノロウイルス。ウイルスが口に入ることで感染し、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、発熱、腹痛などの症状が現れます。カキなど二枚貝の生食などでも感染します。ごく少量のウイルスでも感染するほど、感染力が強いのが特徴です。
感染した場合、最も大切なのは水分補給。常温の経口補水液など、塩分と糖分が含まれた飲み物が望ましいそうです。
感染を広げないため、トイレの後や調理、食事の前には、せっけんと流水で手洗いをしっかり行ってください。
嘔吐物を処理する際は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用しましょう。ノロウイルスにはアルコール消毒が効きにくく、塩素系漂白剤が有効です。嘔吐物や便器は60倍、床やドアノブなどは300倍に漂白剤を薄めてスプレーし、10~15分ほど置いて拭き取るようにします。