がん点滴、国内初のリモート治験始まる 地方の患者、負担減少に期待
2025年05月21日 掲載
愛知県がんセンターと聖マリアンナ医大病院(川崎市)などは、がん患者がかかりつけ病院からオンライン診療を使ってリモート形式で参加できる点滴薬の治験を始めました。点滴薬のリモート治験は国内初で、地方の患者の通院負担軽減が期待されています。
治験の対象は「HER2」という遺伝子に異常があるタイプの固形がん患者。オンラインで患者に治験の説明や診察を行い、センターと連携したかかりつけ病院に点滴薬を送付し、必要な検査や点滴はかかりつけ病院が行うことになります。