県内の「スーパー秋田スタイル」認定弁当を紹介。地元食材使い味付け工夫
2025年07月11日 掲載
県内には、「減塩」と「プラス野菜・果物」に配慮した、「スーパー秋田スタイル」の基準(1食当たりの食塩相当量3・0グラム未満、野菜と果物計120グラム以上)をクリアした商品を提供する弁当店や直売所があります。
弁当店「やまりん商店」(湯沢市川連町)
おかず10種ほどと、おにぎり、フルーツが付いた「秋田スタイル!ゆざわジオパーク弁当」(1200円)
旬の県産食材を使っており、内容は季節ごとに変わります。
6月下旬のある日は、ゼンマイのナムル、根菜の油揚げ煮、豆乳グラタンなどが並んでいました。ナムルは塩味をコチュジャンの辛みで補い、油揚げ煮はだし汁に浸してうまみを強調。グラタンは豆乳でこくを出し、漬物は酢漬けにするなど工夫を凝らしています。全体の食塩相当量は約2・8グラムに抑えられています。
直売所「陽気な母さんの店」(大館市曲田)
主菜などおかず7品が付く「母さんの弁当」(650円)
メニューは春菊のごまあえや春雨の酢の物、野菜の塩こうじあえなど、全て弁当部のスタッフが考案。地元産の野菜を計150グラム使用しています。あっさりとした味わいに仕上げ、食べやすいのが特徴です。
人気は山菜炒め。地元で採れたミズやフキに、店オリジナルの万能スープで下味を付けてから炒めています。化学調味料は極力使っていないといい、素材の風味を生かした優しい味が好評だそうです。