eスポーツで楽しく「フレイル予防」 由利本荘市の高齢者が体験・検証
2025年12月16日 掲載
県社会福祉協議会は9月から約3カ月間、由利本荘市岩城地域勝手地区の高齢者を対象に「eスポーツ」を通じた健康増進に関する検証事業を実施しました。
事業は加齢により体力や気力が弱まるフレイル(虚弱)予防にeスポーツを活用しようと昨年度から実施。
今回の検証には、勝手地区の自治会や老人クラブ「勝栄会」の会員計15人が参加し、ドライビングゲーム、太鼓リズムゲーム、バドミントンゲームに親しんできました。
取り組みの仕上げとして12月9日には、実施前後での身体の変化を確認する測定会が行われました。今回収集されたデータは今後、詳しく解析されます。
参加した勝栄会・東海林敬介会長は「慣れてきたら楽しくなった。健康維持につながるような実感があるので続けていきたい」と話していました。
県社会福祉協議会・工藤恵子副主幹は、「楽しみながらゲームをすることがフレイル予防になる。1人暮らしの高齢者が自宅にこもらず、外に出るきっかけにもなっていたようだ。今後も継続的にeスポーツに取り組めるようバックアップしていく」としています。
詳しくは
▶eスポーツで体力・気力減退を予防! 由利本荘の高齢者、3カ月体験「楽しかった」|秋田魁新報電子版