「生活習慣の改善ががんのリスクを抑えるカギ」 秋田県の取り組みについて
2022年04月03日 掲載
3月26日付の秋田魁新報に「スタディがんのこと。2021」が掲載されました。
秋田県では、がん・心疾患・脳血管疾患が全死因の約半数を占めており、がんで亡くなる人は毎年約4千人にも上ります。がんや生活習慣病で亡くなるリスクを抑えるためには、第一に生活習慣の改善による予防を通じて罹患のリスクを抑えることが重要です。
県では、特に働き盛り世代の健康指標が悪いことから、この世代を中心に「栄養・食生活 しょっぱいものとり過ぎ注意 野菜・果物もう一品」「身体活動・運動 朝夕にプラス10分ずつ 体を動かそう」「たばこ 受動喫煙ゼロ そして禁煙」を呼び掛け、普及啓発を実施しています。2021年度は、県民の健康寿命延伸を目指し、「減塩音頭」を41年ぶりにリニューアルした「新・減塩音頭」を制作しました。
健康的な生活習慣を十分心掛けていたとしても、がんにかかるリスクをゼロにはできません。自覚症状がないうちにがんを発見できるか否かは、その後の生存率に大きく影響するため、定期的にがん検診を受診し、がんの早期発見・早期治療につなげることが大切です。