フレイル予防は運動・社会参加が鍵! 秋田市でシンポジウム
2023年11月23日 掲載
地域医療の課題を考える「21世紀の医療を守る県民の集い」が18日、秋田市の県総合保健センターで開かれました。
医師や言語聴覚士らによるシンポジウムが行われ、健康に長生きするために必要な対策を話し合いました。
テーマは「変わるを、変えるに! あきたは、禍(わざわい)(コロナ)転じて福(健康寿命)をめざします!」。医療従事者ら5人が登壇し、加齢に伴い心身の機能が低下する「フレイル」の予防策を紹介しました。
秋田大大学院医学系研究科作業療法学講座の久米裕教授は、フレイルの予防には運動、栄養、社会参加がポイントだと紹介。運動は年間25時間以上行うことが有効で、併せて3度の食事でたんぱく質を十分に摂取するよう勧めました。
さらに、社会とのつながりを持つ重要性を強調。秋田大学が携わる健康講座やイベントなどを挙げ、住民が活動し交流する場が地域に不可欠だと結びました。