飲酒リスクを指針で周知 厚労省、23年度内に正式決定
2023年11月26日 掲載
飲酒に伴うリスクを周知しアルコールによる健康障害を防止するため、厚生労働省の検討会が、年齢や体質に応じた留意点などを盛り込んだガイドラインを取りまとめました。飲酒に関する指針を国が策定するのは初めてです。
病気や健康影響を例示したほか、飲む際は事前に食事を取ったり、休肝日を設けたりするなど体に配慮するよう勧めています。意見公募を経て本年度中に正式決定することになっています。
【飲酒ガイドラインのポイント】
・高齢者は若い時に比べ体内の水分量の減少などで酔いやすく、一定の酒量を超えると認知症発症や転倒のリスクが高まる。
・飲んで顔が赤くなるなどアルコール分解酵素の働きが弱い人は、口内や食道のがんのリスクが非常に高くなるとの報告がある
・「純アルコール量(グラム)」に注目することが重要
ーなど。