受動喫煙に妊婦の胎盤剥離リスク、東北大の研究 自ら吸うのと同程度上昇
2025年05月11日 掲載
受動喫煙にさらされた妊婦が、通常より早く胎盤がはがれてしまう「常位胎盤早期剥離」を発症するリスクは、妊婦自ら喫煙する場合と同程度だとの研究結果が発表されました。
研究した東北大のチームによると、常位胎盤早期剥離は全ての妊娠の0.4~1%で起こります。
妊娠初期から週4~7日、家庭や職場などで1日1時間以上の受動喫煙にさらされた約1100人の発症率は1.02%、さらされた経験がない約3万4千人では0.43%。年齢などを考慮してリスクを計算すると、受動喫煙した妊婦は、しない人の2.3倍高かったそうです。