認知症予防、1日10分の運動でも有効 社会参画で脳の活性化を

2019年11月17日 掲載

横手市主催の認知症予防講演会が16日開かれ、秋田大高齢者医療先端研究センター長の大田秀隆教授(老年医学)が、認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)などを解説しました。

MCIと判定下された人の特徴には、歩行速度が遅く、精神的なうつ傾向があることが挙げられるそうです。
大田教授は「足の筋肉がいかに大切かを示している」とし、「1日10分でも体を動かそう」と呼び掛けました。うつ傾向にならないために「会話が脳を活性化させるので、社会参画の機会を増やしてほしい」と述べました。

また、教育歴が高い人ほど認知症になりにくいとされるとして「さまざまなことに興味を持ち学び続けてほしい。頭を使うことが大事」と語りました。

軽度認知障害(MCI)や認知症予防に取り組もう

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