Withコロナ時代に高齢者の健康二次被害をスポーツや社会参加で予防するために
2020年11月18日 掲載
新型コロナウイルス感染症による外出自粛で人々の身体活動の機会が減少した結果、筋肉量の低下や基礎疾患の悪化、認知機能の低下等の「健康二次被害」も生じる可能性が高まっています。
Withコロナ時代における新しい生活様式に対応し、スポーツや人と人とのコミュニケーションを通して、高齢者ご自身や高齢者のご家族、地域で見守りをしている方々に取り組んでいただきたいことを紹介します。
高齢者ご自身に取り組んでいただきたいこと
- ① 外出自粛によって変わったことを確認しましょう。
- 以下の項目について該当するものはありませんか?
- □ 散歩や買い物などで外出することが減った
- □ 歩くスピードが以前より遅くなった
- □ 他の人との交流が減った(例えば週1回未満)
- □ 買い物に行けないなどで、バランスの良い食事ができていない
- □ 他の人に同じことを何度も尋ねるようになり、物忘れが気になるようになった
- □ 以前と比べると、ふくらはぎが細くなった
- □ 家族や友人との接触も減ったため会話が減り、滑舌が悪くなってきた
- □ 最近、楽しいと感じることがほとんどない
- ② 「健康二次被害」を予防するために取り組んでいただきたいこと
- ・ 運動・スポーツを継続して行いましょう
- ・ 感染予防に努めながら、買い物や園芸作業など、外出して体を動かしましょう
- ・ 感染予防対策がとられている地域のコミュニティや運動教室等に参加しましょう
- ・ バランスの良い食事をとりましょう
高齢者のご家族や地域で見守りをしている方々に取り組んでいただきたいこと
- ・ 電話や訪問で会話(声かけ)をして近所を散歩するなど体を動かすように勧めましょう
- ・ メールやデジタル写真で連絡を取り、外出や身体活動の状況、行動や言動の変化に留意しましょう
- ・ 直接会えない場合は、オンラインを活用して、リアルタイムの動画配信でつながりを保ちましょう
- ・ 地域住民主体の運動教室等の主催をしている方々は、感染症対策をしっかりと行った上で各種活動を実施・再開しましょう
スポーツを通じた高齢者向け健康二次被害予防ガイドライン、リーフレット
- <情報提供>
- スポーツ庁健康スポーツ課