1996年の創業から25年以上、地域の人々の生活やビジネスに欠かせないデジタル分野を支えてきた有限会社インフォテック。ホームページの制作やパソコンの故障・困りごとをサポートするほか、仙北市のフリーマガジン「Sぷれっそ」の発行も手掛けている。

　同社では従業員に喫煙者がほとんどいなかったこともあり、創業時から自ずと屋内は禁煙となっている。また、坂本社長自身、健康を考え禁煙した経緯もあり、たばこによる健康被害を危惧していた。
　数年前に喫煙する従業員を雇用した際は、屋外で喫煙していたが、それでも解決できないニオイなどの問題に直面し、坂本社長は喫煙者・非喫煙者両方の過ごしづらさを痛感したとのこと。「たばこが原因となるならば」と同社は敷地内禁煙を決め、2021年4月に受動喫煙防止宣言施設に登録した。
　たばこを職場に持ち込まない理由はもう一つ、生業であるパソコンに影響を及ぼすことだ。たばこのヤニがパソコンの内部に付着すると、ほこりが溜まりやすくなり、オーバーヒートの原因になるという。たばこが原因の故障を目の当たりにし、社内ではこのような故障を避けたいという思いもあった。
　敷地内禁煙としたことで、社内は「たばこのニオイがしない気持ちの良い空間」と言ってもらえる環境となったほか、修理したパソコンからたばこのニオイがしないことがお客様への安心にもつながっている。

　現在は屋内に禁煙のステッカーやポスター等を掲示して、自社の受動喫煙対策をPRしている。しかし、敷地内禁煙であることを知らない利用者が屋外で喫煙してから来社するケースが見受けられるため、屋外への掲示や「Sぷれっそ」を活用して、受動喫煙対策の取組、そしてたばこによるパソコンへの影響も周知していくことを考えている。
　坂本社長は、「たばこによる健康影響や受動喫煙の被害についてより詳しく学び、従業員とその家族の健康増進に努めたい」と健康経営にも前向きだ。

有限会社インフォテック
創　業　1996年
代　表　代表取締役　坂本　洋
所在地　仙北市角館町上菅沢458-1
ＴＥＬ　0187-52-1144
ＦＡＸ　0187-52-1145
ＵＲＬ　https://info-tech.jp/

「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について

　県では、受動喫煙防止対策を促進するため、市町村及び全国健康保険協会秋田支部（協会けんぽ秋田支部）とともに「受動喫煙防止宣言施設」登録制度を実施しています。

登録方法については、こちらをご覧ください。
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について（外部リンク）