敷地内禁煙でより良い職場環境を/健康づくりは職場づくり社会福祉法人平鹿悠真会 特別養護老人ホーム悠西苑(横手市)
平成26年4月1日設立の社会福祉法人悠真会 特別養護老人ホーム悠西苑は、令和6年で10周年を迎える。自然豊かな美しい田園風景が広がり、四季折々の光景が楽しめる開放的な場所で介護保険事業を行っている。
同苑の辻󠄀田施設長は、「施設のご利用者様の暮らしの継続をしっかりサポートするためには、職員一人ひとりが心身共に健康であることが基本にある。職員の『健康づくり』は『職場づくり』の基礎であるとの考えで作られた平鹿悠真会の『健康経営基本方針』に基づき、職員の健康維持増進を支援する為に様々な取組を行っている。その取組の一つに、受動喫煙防止対策及び禁煙推進がある。」と話す。
設立当初から施設内に設置していた喫煙所以外は禁煙とし、社用車内も禁煙としていた。令和2年4月1日改正健康増進法および秋田県受動喫煙防止条例の施行に合わせ、同日より施設内の喫煙所を廃止、敷地内禁煙に移行し受動喫煙対策を強化した。令和2年5月には受動喫煙防止宣言施設登録も行った。事前に施設内の喫煙所廃止や敷地内禁煙を周知したことから、職員や利用者から早く理解を得ることができ、スムーズに敷地内禁煙に移行することができたとのこと。
同苑の藤原事務長は「玄関入り口に禁煙ステッカーを掲示、食堂には禁煙ポスターを掲示、テーブルには卓上禁煙ポップを配置した。これらの受動喫煙防止対策が職員全体で禁煙を意識するきっかけになったと思う。また、健康診断で喫煙が原因と思われる再検査項目が減っており、これは禁煙にチャレンジする職員が増えたからだと思う。喫煙率は20%から10%に減少した。今後も継続して禁煙外来の紹介や受診料の全額補助を行い、喫煙率0%を達成したい。」と話す。
同苑は健康診断、がん検診、婦人科検診で異常があった場合、再検査費用の全額補助や保健師の指導など、職員の健康維持増進をサポートしている。受動喫煙防止対策も含めたこれらの取組は、令和5年3月秋田県健康経営優良法人の認定につながった。
また、人材育成の取組として職員のキャリアアップに向けた自己啓発支援など多くの取組が認められ、秋田県子ども子育て支援知事表彰、秋田県女性活躍推進知事表彰、女性が輝く先進企業2017表彰、均等・両立推進企業表彰、グッドキャリアアワード2022イノベーション賞など多くの表彰を受けている。
これからも悠西苑は、素晴らしい自然の中で地域に根ざし、職員の健康増進と充実した職場環境により、利用者の暮らしの継続をサポートしていくことだろう。
社会福祉法人平鹿悠真会 特別養護老人ホーム悠西苑
設立 2014年
理事長 西成 忍
施設長 辻󠄀田 誠
住所 横手市平鹿町浅舞字新堀146
TEL 0182-23-5252
FAX 0182-23-5253
URL https://hiraka-yushinkai.jp/