屋内禁煙から敷地内禁煙へ/快適な職場環境で老舗の味を守る有限会社泉製麺所(三種町)

2024年03月29日

 有限会社泉製麺所は、三種町鵜川国道7号線沿いに事務所兼工場を構える。昭和28年の創業で、今年71周年を迎える老舗製麺所である。製造された麺類は、能代・山本地区を中心に秋田県内に販売している。また、片栗そうめん・片栗うどんなどは三種町のふるさと納税の返礼品にも選ばれている。
 平成28年6月から始まった受動喫煙防止宣言施設登録であるが、平成29年2月と早期に登録を行った泉社長に同社の受動喫煙防止対策についてお話しを伺った。

 「喫煙者だった先代の父の病気をきっかけに、自分のこれからの健康を考え35年前に禁煙を決断しました。禁煙で健康を維持する事ができ、喫煙時間がなくなったおかげで、時間を有効活用ができ仕事の効率があがりました。先代の時から屋内禁煙を実施していました。しかし、衛生面を重視する食品を取り扱う立場として、服や手にたばこの臭いが残っていては商品に悪影響を及ぼすと考え、安心・安全に提供できるよう衛生面を強化することが企業イメージアップにも繋がると受動喫煙防止の取組を始めました。」と泉社長。
現在は敷地内禁煙を実施しており、駐車場車両内の禁煙も徹底していることに加え、来訪者へはたばこの臭いがする場合は工場内に入らないようお願いしている。また、従業員採用時は敷地内禁煙を説明している。在職している従業員は全員が非喫煙者で、工場内がクリーンな空気で快適に働けるとの声が上がっている。
 工場内や事務所には県から届いた登録書やステッカーを、玄関には自作の敷地内禁煙標識を作成し受動喫煙が起こらないよう掲示している。泉社長は「更なるクリーン化の為、工場内に空気清浄機などを設置予定です。定年制度は設けていないため、長く元気に働いて頂けるように従業員の安全で快適な職場環境を目指し、受動喫煙防止の取組を行っていきます。」と話す。
 泉製麺所はこれからも従業員の健康増進・健康維持に取り組み続け、安心・安全を心掛け老舗の味を提供し続けていく。

有限会社泉製麺所
創業 昭和28年
代表取締役社長 泉 一行
住所 山本郡三種町鵜川字家ノ下11-5
TEL 0185-85-2490
FAX 0185-85-2509

「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について

 県では、受動喫煙防止対策を促進するため、市町村及び全国健康保険協会秋田支部(協会けんぽ秋田支部)とともに「受動喫煙防止宣言施設」登録制度を実施しています。

登録方法については、こちらをご覧ください。
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について(外部リンク)