禁煙文化が当たり前/アイディアと健康は情報共有から株式会社リベンリ秋田（仙北市）

2024年05月30日

桜の名所で知られている、仙北市角館町。年間を通して観光客が多く訪れるこの町に、令和4年度秋田県誘致企業認定及び仙北市誘致企業認定第１号として「株式会社リベンリ秋田」が認定された。角館駅前にあるシェアオフィスに事務所を置き、ソフトウェアの開発やSNS・YouTubeの運営を手掛けているIT企業だ。今回は松澤マネージャーに受動喫煙防止対策のお話を伺った。

一番初めのきっかけは、社員が秋田県版健康経営優良法人の存在を知り、認定を受けるにあたって受動喫煙防止対策が項目にあったことで、社内での健康増進の取組が始まった。シェアオフィス自体が禁煙であることに加え社員に喫煙者はいないため、反発は全くなく進められたという。そして2024年1月受動喫煙防止宣言施設の認定を受けた。その後、来訪者の喫煙を防ぐために県が配布している禁煙ステッカー、禁煙ポップ、禁煙ポスターを貼るなどしている他、来訪者には事前にオフィス内が禁煙であることを伝え、屋内禁煙を徹底している。

同社には親会社を含めた社内チャットがあり、連絡事項やアイディアの発案などに加えて、定期的な受動喫煙防止に役立つ情報や、看護師経験のある社員が健康について月一回のコラムの発信などをし、健康への意識を高めているという。2024年1月に受動喫煙防止宣言施設の認定と同年3月には秋田県版健康経営優良法人に認定されたことも全社員に共有した。「出勤するメンバーの中に喫煙者がいないことから、禁煙について考える必要も無い程、禁煙が当たり前となっています。今後も『禁煙が当たり前』という文化を続けて受動喫煙防止に努めていきたいと思います。」と松澤マネージャー。そして、神奈川県藤沢市にある親会社やリモートワークメンバーにも「禁煙が当たり前」という文化を届けられるように努力をしていくと語ってくれた。

IT企業としての業務にとどまらず、現在、「外国人向けの角館トラベルガイド」の作成準備をしている最中であるなど、様々なアイディアが湧き出る株式会社リベンリ秋田。誘致企業として1周年を迎え、これからも新しい文化を秋田に生み出していく。