理念は『「はかる」を通して健康づくりに貢献』/   敷地内禁煙実施で健康づくりをアピール株式会社タニタ秋田(大仙市)

2026年09月18日

 株式会社タニタ秋田のエントランスには、タニタグループ唯一の国内工場である同社が製造した多くの計測機器類が展示されていて、「Made in Japan」と表記された家庭用、業務用、医療用計測機器は日本国内及び世界各国の多くの分野で活用されている。

また、計測機器のほか、電子機器や電子回路の組立・金属プレス加工・樹脂成形・粉体塗装・シルク印刷など、業務分野が多肢にわたり、秋田県のものづくり技術を牽引している。そして200名を超える従業員を雇用し、セーフティーネットとして地域経済を下支えしている企業である。
 このような株式会社タニタ秋田の受動喫煙防止対策について、経営管理部 総務課 武藤課長にお話を伺った。

 「実は以前の当社の喫煙率は50%を超えていました。2016年に厚生労働省が受動喫煙防止対策の強化策を発表しましたが、同年4月に親会社の株式会社タニタより、トップダウンで全グループ各社に、社内喫煙所の全面撤去、たばこ自動販売機撤廃及び会社敷地内禁煙の指示がありました。特に喫煙する社員への周知とコンセンサスを得ることが必要なことから、3ゕ月の準備期間を設け、7月に実施しました。」と武藤課長。翌年の2017年5月には秋田県受動喫煙防止宣言施設に登録し、2020年3月からは毎年秋田県版健康経営優良法人の認定を受け、現在7回目の認定となっている。
 喫煙する社員は、敷地内禁煙実施に当初戸惑いはあったそうだが、健康づくりをサポートする製品を製造している同社に勤務しているということもあり、徐々に敷地内禁煙を理解し、現在は喫煙がない環境が当たり前となり徹底されているとのこと。社員からは「職場の空気がきれいになり、快適で働きやすいと感じるようになった。」と好評価を得ている。
 武藤課長は社員喫煙率の低下にも取り組んでいて、全社員への年1回の喫煙状況調査に合わせ、禁煙サポートアプリの情報を提供することにより、禁煙を意識している社員がスムーズに禁煙を成功できるようにバックアップしている。また、産業医による健康講話で、たばこが健康に及ぼす害について解説したり、県作成の禁煙リーフレットなども活用したりしたことにより、禁煙にチャレンジする社員が増え、現在の喫煙率は23%まで下がっている。禁煙外来受診補助も検討しており、今後20%を目標に取組を継続していくとのこと。

 そして、武藤課長は社員の健康づくりへの充実したサポート体制を強調する。「タニタが取り組んでいるのは、世界の人々の健康づくりに貢献することです。その担い手となる社員の健康習慣も大切です。タニタ健康プログラムを導入し、活動量計を社員証として利用しています。社内では定期的に体組成や血圧の測定を行うほか、日々の歩数や消費カロリーも確認できます。これらの計測データはアプリへ自動で転送され、社員各自の日常的な健康管理に役立てられています。」
 この「健康プログラム」は大仙市の「大仙市健幸まちづくりプロジェクト」で採用され、大仙市民の健康づくりへの貢献が認められ、「大仙市功績者」として表彰されたほか、同社の体組成計などの製品が大仙市のふるさと納税の返礼品になっている。(参考:「秋田健 会員の取組紹介」
 敷地内禁煙の徹底と社員喫煙率低下への取組継続、そしてこれまで秋田の地で「はかる」を通して世界の人々の健康づくりをサポートしているタニタ秋田の活動に、これからも大いに期待したい。

玄関掲示の敷地内禁煙ステッカー
食堂掲示の禁煙ポスター
食堂設置の禁煙リーフレット

株式会社タニタ秋田
創立 1973年(昭和48年) 株式会社タニタ電気秋田工場として設立
代表者 代表取締役社長 大場 弘
住所 大仙市堀見内字下田茂木添28-1
TEL 0570-039-140
FAX 0187-66-2146

「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について

 県では、受動喫煙防止対策を促進するため、市町村及び全国健康保険協会秋田支部(協会けんぽ秋田支部)とともに「受動喫煙防止宣言施設」登録制度を実施しています。

登録方法については、こちらをご覧ください。
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について(外部リンク)