受動喫煙防止と禁煙推進/「超」のつくものづくりを支える株式会社共進(にかほ市象潟町)

2024年05月10日
(秋田県「産業用再エネ電力活用モデル事業」:本社工場屋上に太陽光パネルを設置)

 日本の先端技術産業を支えている電子部品・デバイス産業の集積地にかほ市。今回受動喫煙防止対策をご紹介する株式会社共進は、にかほ市象潟町の国道7号線沿い象潟北部工業団地の入口に本社工場を構えている。会社設立は昭和51年12月、精密機械部品製造をメインに事業を行っており、2年後には会社設立50年を迎える秋田県のものづくり技術を牽引する企業である。

 同社の受動喫煙防止対策を小山取締役工場長兼経営本部長にお話を伺った。
 令和2年4月に国の改正健康増進法と秋田県受動喫煙防止条例が施行され事業所が原則屋内禁煙となったことと社員の健康維持増進が取組のきっかけであったとのこと。当初は工場内に喫煙専用室を設置したが、令和5年に秋田県版健康経営優良法人の認定を目指すこととなり、要件の一つである「屋内禁煙」達成のため、既存の喫煙専用室を廃止し工場屋外に喫煙所を設置した。

 「当社はこれまで秋田県ものづくり中核企業認定、秋田県SDGsパートナー登録、あきたアスリート就職支援事業所登録、産業用再エネ電力活用モデル事業採択など県の事業に積極的に取り組んできました。今回秋田県版健康経営優良法人認定のために会社全体で取り組んだ結果、喫煙社員も含め社員全員が認定要件の1つである会社の屋内禁煙を理解してくれましたので、問題なく短期間で喫煙専用室を廃止することができました。」と小山取締役は話す。同社は令和6年2月5日に屋内禁煙施設として受動喫煙防止宣言施設に登録され、3月1日に秋田県版健康経営優良法人に認定された。秋田県版健康経営優良法人の取組と認定により、喫煙者の受動喫煙防止意識と禁煙意欲が高まってきたことや非喫煙社員から喫煙社員への禁煙応援が見られるようになったとのことから、喫煙社員ゼロと屋外喫煙所廃止を目指したいとのこと。

 同社のホームページには「超がつくものづくり」の言葉が掲げられている。今後も同社は、たばこの受動喫煙防止と禁煙推進を含めた社員の健康維持増進に取り組み、高度な技術開発と品質向上を目指し、「超」のつくものづくりを通して地域に貢献していく。

株式会社共進
設立 昭和51年12月23日
代表者 代表取締役 齋藤 利浩
【本社】にかほ市象潟町字中谷地34-12
TEL 0184-43-5044
FAX 0184-43-3535
URL http://www.kyoshinss.co.jp/

「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について

 県では、受動喫煙防止対策を促進するため、市町村及び全国健康保険協会秋田支部(協会けんぽ秋田支部)とともに「受動喫煙防止宣言施設」登録制度を実施しています。

登録方法については、こちらをご覧ください。
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について(外部リンク)