クリーンな環境で生産性向上/5期連続で健康経営優良法人に認定能代電設工業株式会社(能代市)
能代港のほど近くに本社屋を構える能代電設工業株式会社は1979年11月に設立、2024年で創業45周年を迎える。本社のほか、能代火力事務所、原町火力事務所(福島県)、秋田営業所、東京事務所がある。従業員は103人を数え、風力、太陽光、水力などの再生可能エネルギー関連、電気、機械、通信など幅広い事業を展開しており、秋田県内のほか東北各地の暮らしを支えている。受動喫煙防止の取組について、総務課の小松課長と三浦さんにお話を伺った。
受動喫煙防止に積極的に取り組み始めたのは、2017年の新社屋完成がきっかけだった。新しい社屋をたばこの煙や匂いのないクリーンな職場環境に保ちたいという会社の方針により、屋内禁煙にしたとのこと。健康で働きやすい職場は生産性を高め、経営理念を実現するために欠かせないとの考えのもと「秋田県版健康経営優良法人」認定継続の取組を進め、2024年9月には5期連続で認定を受けている。
2020年6月に屋内禁煙施設として「秋田県受動喫煙防止宣言施設」に登録し、社屋内には禁煙ポスターや禁煙ステッカーなどを目の付くところに掲示しているほか、卓上にのぼりを置いて受動喫煙防止に取り組んでいる。屋外の受動喫煙の心配がない場所に1か所灰皿を設置しているが、健康意識の浸透により社員の喫煙回数は減ってきているとのこと。
「継続した健康経営優良法人認定や受動喫煙防止宣言施設の登録は、社員の健康意識を醸成することにつながっている。それが社員の中に当たり前のこととして認識されるようになってきた」と小松課長は話す。社内と社用車内での禁煙は徹底しているものの、社員の喫煙率は4割ほどあり、これを2割台まで減らしていくことを目標に今後も取組を継続していくことにしている。
また、がんのリスクを早期に発見するためのスクリーニング検査を福利厚生の一環として実施している。「がんである可能性」を簡易検査で判定することによって社員の健康を守り、社員が健康維持を自分のこととして捉える機会の効果に期待を寄せている。
再生可能エネルギーとして洋上風力発電の設置が進む本県にあって、事業の生産性を高めるためにも、これからも社員の健康づくりの一環として受動喫煙防止や禁煙に向けた取り組みを推進していく。
能代電設工業株式会社
設立 1979年11月2日
代表者 山田 雄太
所在地 能代市浜通町1番45号
TEL 0185-54-4249
FAX 0185-54-2833
https://noden.jp/
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について
県では、受動喫煙防止対策を促進するため、市町村及び全国健康保険協会秋田支部(協会けんぽ秋田支部)とともに「受動喫煙防止宣言施設」登録制度を実施しています。
登録方法については、こちらをご覧ください。
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について(外部リンク)