禁煙活動のあゆみ/安心・安全・健康は会社の命秋田エプソン株式会社(湯沢市)

2021年08月19日

 令和3年度の秋田県健康づくり県民運動協議会「健康いきいきアクション大賞」で最優秀賞を受賞した秋田エプソン株式会社の禁煙活動の取組は2013年から本格的にスタートした。

 当社では、「健康支援室」を設け、産業医2名(3~4回/月)と看護師2名(常駐)が中心となって、従業員の心身の健康を向上させる取組の提案・推進活動を行っている。

 禁煙の取組を始めた当時(2013年)の喫煙率は48.8%と高かったため、まずは社内の意識調査を実施した。そこから明らかになった喫煙者と非喫煙者の声をヒントに①禁煙のきっかけづくり、②禁煙のサポート体制構築、③喫煙の環境整備と受動喫煙の害の周知に取り組んでいる。

 具体的には、世界禁煙デーに合わせてポスター掲示やティッシュ配布、喫煙室の利用制限を行っているほか、禁煙フェア、禁煙標語の募集・表彰、禁煙セミナーなどのきっかけづくりを毎年根気強く行ってる。

 また、禁煙のサポートとして、禁煙チャレンジャーを募り6ヶ月の支援を行い、4年間で56名が禁煙に成功するという大きな成果を上げた。現在は禁煙外来に通院して禁煙を達成した場合、治療費を2万円まで補助する制度を続けている。

 喫煙室前で禁煙を促す活動からはじめた環境改善も、喫煙所の屋外移設や就業時間内禁煙などの取組を経て、2020年から敷地内禁煙となり受動喫煙ゼロを達成した。従業員からは「喫煙所前で感じていたたばこ臭がなくなり快適」、「社服にたばこの臭いがうつらなくなった」という声だけではなく、「これをきっかけに禁煙することにした」、「たばこの本数が減った」など喫煙習慣を見直すきっかけになったことが伺える声も聞かれた。

 このような取組により、2020年の喫煙率は38.0%と、禁煙活動を始めてから7年で10.8%減少した。目標としている喫煙率24%未満を達成できるよう、今後も健康支援室を中心に社員と会社が一体となり禁煙活動に取り組んでいく。

秋田エプソン株式会社
設立  1986年
代表者 代表取締役社長 遠藤正敏
本社  湯沢市岩崎字壇ノ上1番地
TEL  0183-72-4111(代)
FAX  0183-72-4411

「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について

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