プラス20分運動目標/社内レクで心身爽快社員にリフレッシュの機会を提供→→→秋田協同印刷
秋田協同印刷(秋田市)は、社員の1日当たりの平均運動時間を前年よりも20分増やす目標を掲げ、社員に日常的な運動を呼び掛けている。コミュニケーションを促進する親睦の場も大切にしており、年間を通じてさまざまな行事を開催。心と体のリフレッシュにつなげている。
同社はチラシやリーフレット、書籍などあらゆる紙媒体について、企画・デザインから印刷、製本までをワンストップで手掛けている。菅原金光総務部長は「座っている時間が長い部署もある。運動を促すことで社員の健康増進をバックアップしたい」と話す。
毎年8月に社員に対し、直近1週間の1日当たりの平均運動時間を聞き取る調査を実施。「通勤手段を自転車から徒歩に変えたり、エレベーターではなくて階段を使ったりするなど、少しでも体を動かす意識付けにつながればいい」と菅原総務部長。このほか、栄養バランスに配慮した日替わり弁当が注文できる事業所向け宅配弁当サービスも取り入れ、社員の健康的な食生活を支えている。
コミュニケーション促進の場としては、春の観桜会や社屋外の清掃活動、秋のレクリエーション、新年会が恒例。観桜会はここ数年、仙北市の劇団「わらび座」の公演を観覧した後に温泉と懇親会を楽しむ形が定番になっている。秋のレクリエーションは、ボウリングやグラウンドゴルフ、卓球などスポーツを楽しむことが多い。後日、行事の様子を写真で振り返るポスターを制作し、社員に配ったり職場に掲示したりしている。
新型コロナウイルス禍前までは、秋田市で開催される与次郎駅伝にも継続的に参加してきた。2019年大会には職場対抗部門に2チームが出場。285チーム中、84位と193位の成績を収めた。
こうした取り組みは、風通しのいい社風づくりにも貢献。菅原総務部長は「若手社員の『やってみたい』という声に、職場全体で向き合う環境ができている。下からの突き上げで始まった取り組みが事業の幅を広げてくれた例も多い」と語る。今後も健康経営を続けていく。