料理サイトで健康レシピ紹介/食事バランス診断も食習慣の改善をサポート▷▷▷横手市

2023年09月30日 掲載
健康に配慮した多彩なレシピを公開している横手市健康推進課のクックパッド公式アカウントの一部画面

 横手市健康推進課は、レシピ投稿サイト「クックパッド」の公式アカウントを開設し、昨年12月から健康を意識した多彩な料理を紹介している。2023年9月末現在約70レシピを投稿。どれも野菜がたくさん食べられるこだわりのメニューだ。

クックパッドに載せる料理を撮影する職員

 同課栄養支援係の管理栄養士がレシピを考えており、投稿は週1回ペース。7~8月には、食欲が薄れがちな夏にぴったりの「冷やしごまだれ麺」や「夏野菜の香りみそ汁」などを紹介。レシピの材料を取り分けて作ることができる離乳食も数多く紹介しており、子育て中の母親たちに好評だ。閲覧数は月平均1万回ほど。

 栄養士副主幹の佐々木リサ子さんは「野菜がしっかり摂取できて、塩分控えめでも物足りなさを感じないちょうどいい味になるように考えている」と話す。

 市はこのほかにも、市民に健康的な食習慣を身に付けてもらうための取り組みに力を入れている。親子向け食育教室や高齢者向けの栄養講話など、ライフステージに応じた事業を展開。こうした「食」を核とした健康づくりに注力する背景には、市民の「塩分過多」と「野菜不足」という大きな課題がある。

子どもたち向けに開催された「夏休み食育教育」=2023年7月27日、横手市の学童保育施設「ますだキッズ」

 佐々木さんは「いぶりがっこやナスの花ずしなど、横手は漬物文化が根強く、特に高齢の方は漬物による塩分過多になりやすい。野菜不足は子どもや若者世代に多い」と語る。高齢者向けには、漬物を小皿に取り分けて食べ過ぎないようにすることなどを指導。若者には、コンビニの食事だとしても野菜が摂取できるメニューを選ぶよう呼び掛けているという。

 日頃の食べぐせや栄養バランスが分かるチェックシート形式の「食事バランス診断」の実施も推進。直近1カ月の食事内容に関する質問に答えると、後日、郵送や対面で分析結果を受け取ることができる。所要時間は約15分。市は今年から、市ホームページに申し込みフォームを設け、誰でも気軽に診断できるようにした。

 佐々木さんは「農業が盛んな横手には米をはじめ、おいしい農作物がたくさんある。バランス良く食べて健康になってほしい」と願いを込めた。