社員全員が健康経営アドバイザー/企業の健やかな発展をサポート健康習慣が社会貢献に▷▷▷アクサ生命保険秋田支社

2024年06月30日 掲載
ハチヨウの社内講習会の様子。歯の磨き方を教わる社員たち

 アクサ生命保険秋田支社は、全社員87人が「健康経営アドバイザー」の有資格者で、県内六つの商工会議所会員事業所に健康経営の推進をしている。健康経営アドバイザーとは、「身体の健康」「心の健康」「お金の健康」「企業の健康」と四つの柱で健康経営の必要性を考えることから実践支援までを無料提供する専門家。このサービスを活用する企業の多くは、自社の健康課題を抽出する健康習慣アンケートなどを実施し、健康講座や勉強会を行っている。

 例えば、大館市のハチヨウは地質調査などの専門家集団。一度現場に出ると住み込みで作業することから、社長自ら「検診は業務の一環」と掲げ、社員の健康に対する制度整備をとても熱心に行っている。昨年7月にはアクサ生命の企業向けサービス「健康経営支援プログラム」を活用し、社員に生活習慣アンケートを実施。その結果を踏まえ食事の取り方などのセミナーを開催した。今後もアンケートを継続し、結果の推移を比べて社員のサポートを続けていく。

健康管理ができる社員用アプリ。歩くことが社会貢献につながる取り組みを実施

 また、アクサ生命は企業の健康経営サポートを行うと同時に、自社の社員に対する取り組みも盛んだ。今年5月20日〜6月20日の1カ月間は、アクサグループのグローバルイベント「AXA Week for Good」の一貫としてチャリティーウオークを開催。期間中に社員が3千歩以上歩くことで地球環境に貢献できる仕組みで、今年のテーマは「水」。水に関わる問題解決に向けた団体等に寄付される。専用のアプリは歩数だけでなく消費カロリーや体重、体脂肪率、血圧など、日々の健康管理もでき、健康習慣が社会貢献に繋がっている。

 菅原政彦支社長は「企業が社員の健康について積極的に取り組むことは、生産性向上や企業ブランド価値の向上などのメリットも大きい。働く人の満足度が高いことは人材確保にもつながる。また、心や体の健康と同じくらいお金の健康について知ることも大切」と話す。

 アクサ生命では経済産業省の健康経営優良法人、秋田県版健康経営優良法人に認定される企業が増えるよう取得のアドバイスや従業員向けセミナーを今後も推進していく。