モール内を歩く「あきた健康ウォーキングイン御所野」の参加者たち

　秋田市御所野のイオンモール秋田で１１月から、本年度の「あきた健康ウォーキングイン御所野」が始まっている。イオンスタイル御所野とイオンモール秋田が、冬場でも寒さや雪を気にすることなく、歩くことを通じて健康づくりに役立ててもらおうと、昨年度に続き企画した。本年度は健康寿命日本一を目指す県の後援を得て、来年３月末まで実施する。

モール内にある「タッチスタンド」。１日で４カ所全てにタッチすると、「イオン健康ポイント」５ポイントを獲得できる

　モール内の１～３階には計４つの「タッチスタンド」がある。１日のうちに４カ所全てで対象のカード（「あきた元気！ＷＡＯＮ」「ＷＡＯＮ付きイオンカード」など５種類のうちいずれか）をタッチすれば「イオン健康ポイント」５ポイントが得られる。これが１００ポイントに達すると「ＷＡＯＮポイント」１００ポイント（１００円相当）に交換できる（ポイント交換期間は２０１９年４月２０日～２０年３月３１日）。

　スタンド４カ所を結んだ距離は１０４０メートルで、標準的な速度で歩いた場合の所要時間は１５分ほどだという。昨年度は延べ約１万８０００人が参加したといい、イオンスタイル御所野の山田弘喜店長は「冬は運動不足になりがちですが、『あきた健康ウォーキングイン御所野』では買い物に使用できるポイントも付くので、友人や家族と気軽に参加してほしいと思います」と話す。

ウォーキングに先立ち、セントラルコートでキックオフセレモニーが行われた

　キックオフイベントとして行われた１１月１３日のウォーキングでは、秋田ＧＳＮスロージョギングクラブのメンバーら約７０人が心地よい汗を流した。秋田市の男性（７２）は「チラシでこの取り組みを知り、初めて参加した。楽しく歩けて気持ち良かったし、ポイントもためてみたい」と語った。

　本県の場合、運動量のめやすとなる１日平均歩数（１６年、２０～６４歳）は男性が７０６０歩（国の目標値９０００歩）、女性が６７２６歩（同８５００歩）。イオンは県と１１年に結んだ包括連携協定で県民の健康増進に協力するとしており、「あきた健康ウォーキングイン御所野」もその一つと位置づける。買い物ついでに取り組めてポイント付与という「お得感」も味わえるこの取り組みは、冬場の手軽な運動として人気を集めそうだ。

セントラルコートの床には、身長に合わせた理想的な歩幅を紹介する表示も

　１２月１５日と来年１月１５日、２月１９日にはウォーキングレッスンも実施。いずれも午前１１時からイオンモール秋田の１階セントラルコートで。イオンスタイル御所野の１階ドラッグコーナーには、血圧計や血管年齢計などを備えた「セルフ健康チェックコーナー」も常設している。