ストライク狙って「いい汗」/広がる「健康ボウリング」「教室」「リーグ」で普及に努める県ボウリング場協会
県ボウリング場協会(船木寛会長、加盟6施設)は「健康ボウリング」の普及に努めている。年齢を問わず楽しむことができ、心身を健やかに保てるとして、シニア世代を中心に愛好者の輪が広がっている。
県内での健康ボウリングは10年ほど前に始まった。船木会長が加盟施設に導入を呼び掛け、県ボウリング連盟の力も借りて周知を図ってきた。
船木会長が営む秋田市内の2施設では、健康ボウリング教室を開催。主に初心者を対象に、日曜を除く各曜日に午前、午後、夜の各コースを設け、ボウリングがもたらす健康増進効果を座学で伝えるとともに、実技で基礎を指導している。
教室は週1回で全6回。教室終了後もボウリングを楽しみたい人のために、同じ曜日・時間帯に参加者が集まれる「健康リーグ」を開いている。秋田市広面の「ロックンボウル」では、15のリーグで約170人がゲームを楽しんでいる。
2020年12月のある日、ロックンボウルの午後のリーグには、70~80代の男女十数人が参加した。新型コロナウイルス感染予防のため、参加者はマスクを着けて投球し、ストライクやスペアが出ると拍手で祝福。和気あいあいとスコアを競い合い、心地よい汗を流した。
このリーグに参加して7年になるという72歳の男性は、「レーンでは冬でも半袖です。みんなで笑って楽しみ合えるのが魅力。体が動くうちは通い続けたい」と話す。コロナ禍の前はリーグのメンバーで親睦の宴会を開くこともあったといい、健康ボウリングは仲間づくり、生きがいづくりの場にもなっている。
「ボウリングには有酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチとさまざまな側面があり、介護予防にも適していると思います。『病院に通うよりボウリング場に通おう』と言ってくれる参加者もいますよ」と船木会長。自身の2施設では新たな年も2~3月に健康ボウリング教室を開く予定で、興味のある人の参加を呼び掛けている。
県ボウリング場協会加盟施設は以下の通り。
北星ボウルアネックス(大館市) TEL0186-49-1155
能代スポーツセンター(能代市) TEL0185-52-0154
ロックンボウル(秋田市) TEL018-831-6900
ブルックリンストライク(秋田市) TEL018-823-5654
はまなすファミリーボウル(由利本荘市)TEL0184-33-4710
仙北ファミリーボウル(大仙市) TEL0187-62-4229