ストライク狙って「いい汗」/広がる「健康ボウリング」「教室」「リーグ」で普及に努める県ボウリング場協会

2021年01月10日 掲載
シニア世代を中心に広がりを見せる「健康ボウリング」の参加者=秋田市のロックンボウル

 県ボウリング場協会(船木寛会長、加盟6施設)は「健康ボウリング」の普及に努めている。年齢を問わず楽しむことができ、心身を健やかに保てるとして、シニア世代を中心に愛好者の輪が広がっている。

 県内での健康ボウリングは10年ほど前に始まった。船木会長が加盟施設に導入を呼び掛け、県ボウリング連盟の力も借りて周知を図ってきた。

コロナ禍以前の健康ボウリング教室で、ボウリングの健康増進効果を伝えた座学の様子

 船木会長が営む秋田市内の2施設では、健康ボウリング教室を開催。主に初心者を対象に、日曜を除く各曜日に午前、午後、夜の各コースを設け、ボウリングがもたらす健康増進効果を座学で伝えるとともに、実技で基礎を指導している。

 教室は週1回で全6回。教室終了後もボウリングを楽しみたい人のために、同じ曜日・時間帯に参加者が集まれる「健康リーグ」を開いている。秋田市広面の「ロックンボウル」では、15のリーグで約170人がゲームを楽しんでいる。

好プレーにはハイタッチの代わりに拍手で称賛

 2020年12月のある日、ロックンボウルの午後のリーグには、70~80代の男女十数人が参加した。新型コロナウイルス感染予防のため、参加者はマスクを着けて投球し、ストライクやスペアが出ると拍手で祝福。和気あいあいとスコアを競い合い、心地よい汗を流した。

 このリーグに参加して7年になるという72歳の男性は、「レーンでは冬でも半袖です。みんなで笑って楽しみ合えるのが魅力。体が動くうちは通い続けたい」と話す。コロナ禍の前はリーグのメンバーで親睦の宴会を開くこともあったといい、健康ボウリングは仲間づくり、生きがいづくりの場にもなっている。

コロナ禍以前の教室で、座学に続きレーンで競技の基礎を学んだ参加者たち

 「ボウリングには有酸素運動、筋力トレーニング、ストレッチとさまざまな側面があり、介護予防にも適していると思います。『病院に通うよりボウリング場に通おう』と言ってくれる参加者もいますよ」と船木会長。自身の2施設では新たな年も2~3月に健康ボウリング教室を開く予定で、興味のある人の参加を呼び掛けている。

※詳細はこちらから

 県ボウリング場協会加盟施設は以下の通り。

北星ボウルアネックス(大館市)    TEL0186-49-1155
能代スポーツセンター(能代市)    TEL0185-52-0154
ロックンボウル(秋田市)       TEL018-831-6900
ブルックリンストライク(秋田市)   TEL018-823-5654
はまなすファミリーボウル(由利本荘市)TEL0184-33-4710
仙北ファミリーボウル(大仙市)    TEL0187-62-4229