運動と野菜摂取を奨励/秋田支社独自に目標設定社員と社会の健康づくりを応援するSOMPOひまわり生命

2021年06月30日 掲載
SOMPOひまわり生命秋田支社の月例「健康応援ミーティング」で、支社の担当者の安岐直美さん(左)を中心に健康づくりの目標や実践状況について話し合う社員たち=2021年5月

 SOMPOひまわり生命は、活動量や睡眠の状態を記録できるウエアラブル端末の貸与や、ウオーキングと温泉保養をミックスした「クアオルトプログラム」を通じ、社員の健康増進を図っている。秋田支社(秋田市)でも独自に目標を立て、月例の健康応援ミーティングで実践状況を確認するなど、励まし合って健康づくりに努めている。

 同社は「社員の健康は企業の財産」という考えに立ち、2016年から健康経営を推進。国と日本健康会議が認定する「健康経営優良法人」の大規模法人部門(ホワイト500)に5年連続で選ばれている。

 同社では部署単位で健康に関する目標を定めており、増田恒明支社長はじめ8人が勤務する秋田支社は21年度の目標として「週に60分以上、軽く汗をかく」「野菜を積極的に食べる」の二つを設定した。野菜の摂取に関しては、食べた量を測れる機器を導入。手のひらにかざすだけで推定できるといい、月1回のミーティングで実践状況を確かめ合うこととした。

社員全員に貸与されているウエアラブル端末(左)のデータは、スマートフォンでも管理できる

 運動習慣定着については、東北各支社など7チームによる「ナンバーワン・ウオーキング・チャレンジ春の陣」(5月中旬~下旬)に参加。ウエアラブル端末の記録機能を活用してチームごとの歩数を競った。この企画を統括した秋田支社の島田拓実さんは「他支社を含めて親睦を深められた点でも意義があった」と振り返る。

 クアオルトプログラムは、20年度こそコロナ禍により行えなかったものの、17~19年度は「クアオルト健康ウオーキング」認定コースがある三種町で実施。6年目に入ったさまざまな取り組みを通じて支社内の健康意識は高まっているといい、昨秋から減量に挑戦して生活習慣病を改善させた支社長代理の井上達哉さんは「健康を応援するサービスを提供する側として、自分自身が健康でありたいと思った」と語る。

 保険契約者を含む社会への貢献としては、インシュアランス(保険)とヘルスケア(健康管理)を組み合わせた同社独自の「インシュアヘルス(保険が人を健康にする)」に基づくサービスを展開。生活習慣病の重症化防止や禁煙をサポートする機能の付いた商品を取り扱っている。

クアオルトプログラムのウオーキングを終え、笑顔で記念写真に納まる秋田支社の社員たち=2019年9月、三種町

 歩数や消費カロリーを記録でき、散歩コースで写した画像を共有できるアプリ「リンククロス アルク」は、契約者でなくても無料で利用可。健康情報サイト「リンククロス シル」などもあり、井上さんは「秋田県の皆さんにも、健康増進に役立つこうしたサービスを知ってほしい」と願っている。

「リンククロス アルク」をスマホでダウンロードする(利用にはユーザー情報の入力が必要です)