健康食材として大注目!! ぷるぷるおいしいジュンサイを摘み取り
つるっとした食感に、独特の喉ごし。栄養価もありながらカロリーが低くヘルシー。美肌にも効果が期待されるなど、「食べるエメラルド」とも言われるジュンサイ。多くのメディアやSNSで取り上げられ、今、日本一の生産量を誇る三種町が全国から注目を浴びている。「取りたての新鮮なジュンサイって死ぬほどうめーや!」。知人からそんなこと聞いたら、食べたくなるでしょ!! 早速、摘み取り体験ができる三種町の情報観光センターへ連絡し、予約を入れた。一回2000円(税込)、摘み取ったジュンサイは持ち帰ることができるらしい。
ジュンサイの摘み取り体験は現在、町内8カ所の栽培農家で受け入れており、同センターの案内で、その中の一つ「北林農場」を訪れた。沼一面に鮮やかな緑の葉が浮かぶ光景に目を奪われていると、「いらっしゃい」と農家の北林辰男さん(71)が出迎えてくれた。初めにジュンサイの摘み取り方を教わった後、収穫用の小舟に乗る。不安定な上に、体が重すぎて舟が沈まないか?? 不安を隠せない私に、北林さんは「200キロまで大丈夫だ」と優しく声を掛けてくれた。
渡された長さ1メートル50センチほどの木の棒を地面に差し込み少しずつ前に進むと、この道18年、1日で40キロ収穫するという達人・嶋田ヨシ子さん(81)の舟が隣に来てくれた。見よう見まねで水に浮かぶ葉をかき分けると、水中にはぷるぷるのジュンサイがあちらこちらに。これを一つ一つ手摘みするのが、これまた楽しい。「都会では小さいジュンサイが高級でおいしいって言われでるども、本当においしいのは大きいやつだ」と嶋田さん。その後も達人と談笑しながら、日ごろの仕事のストレスを忘れ、一心不乱に取りまくる。帰るときには用意してきたクーラーバッグがジュンサイでいっぱいになった。
摘み取り体験後は、同町にある農産物直売所「じゅんさいの館」へ移動。立ち寄ったのは、口コミで人気が高まり、県外から食べに来る人もいるという「じゅんさい丼セット」(税込1500円、2日前まで要予約)を食べるためだ。丼にお吸い物、かき揚げ、酢みそあえなどほとんどの料理にジュンサイがたっぷり入ったメニューを運んできてくれたのは、丼セットの考案者で、じゅんさいの館加工所代表の板倉正子さん(71)。
「ポリフェノールたっぷりのジュンサイは体にいいだけでなく、煮ても、あえても、揚げてもいい。料理もレパートリーが広い。そして新鮮なものほど本当においしいんだよ」と説明を受けながら、料理を口に運ぶ。!!!!ぷるぷる食感に、さっぱりとしたうま味。何とも上品なお味。結構なボリュームだが、そのおいしさにあっという間に完食してしまった。持ち帰ったジュンサイは、自宅できりたんぽ鍋に入れたり、ゆがいて青じそドレッシングをかけるなどして地元お勧めの食べ方でいただき、心も体も大満足の一日となった。
おいしいジュンサイはもちろんだが、三種町を訪れて一番印象に残ったのは、町の人たちがジュンサイを通して生き生きと楽しそうに生活していること。〝食べるエメラルド〟は、町の宝物だと実感した。農家の皆さんと楽しく触れ合あえる摘み取り体験期間は8月まで。家族や仲間でぜひ、出掛けてみて!!
▼ジュンサイ摘み取り体験申込
三種町観光情報センター TEL0185-88-8020
▼じゅんさい丼セット予約
じゅんさいの館 TEL0185-72-4355
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