感動! 歩いて、止まって〝人馬一体〟を体感

2021年05月31日
馬との触れ合いに癒やし

 新聞やテレビのトップニュースは、毎日のように新型コロナウイルスのことばかり。気がめいっている人も少なくないのではないだろうか。憂鬱な気分を晴らすためには、体を動かして心身を健康にするのが一番! という訳で、以前から気になっていた乗馬体験に挑戦することに。乗馬は、体全身を使うスポーツというだけでなく、かわいい馬との触れ合いが癒やし効果につながるとも言われているし、今の私の気分にぴったり。探してみると、秋田市河辺に乗馬クラブを発見。御所野から車ですぐの場所にあり、利便性もGOOD。お馬ちゃん、すぐ会いにいくよ~♪

あきた乗馬クラブを運営する益子さん夫婦。365日、愛情をたっぷり込めて馬の世話に汗を流している

 向かったのは、あきた乗馬クラブ。馬術の選手として活躍した益子太郎・裕芽子さん夫婦が、「乗馬の魅力を伝えたい」と2014年にオープン。現在、9頭の馬が飼育されている。利用者は3歳から70代までと幅広く、競技や趣味として乗馬を学んでいるほか、初心者向けの「体験乗馬」(要予約、現在は新型コロナの影響で、県内在住者のみ受け付け)もある。今回は、馬の乗り方やアクセル・ブレーキなど簡単な操作をマンツーマンで教えてもらえる30分の初心者向けコース(5500円)を予約。幼い頃、小岩井農場で乗馬した以来の体験に、ドキドキワクワク。


 クラブに到着すると、インストラクター役の裕芽子さんが「いらっしゃい」と出迎えてくれた。裕芽子さんは馬術で全国優勝を飾ったこともある実力の持ち主。「乗馬は生き物を扱うスポーツ。馬が自分の思うように動いてくれたときは何とも言えない感動がありますよ。結構いい運動にもなるので楽しんでください」と笑顔で話した。受け付けを済ませ、無料で貸し出してくれるヘルメットや手袋を装着していると、「パカ、パカ」とひづめの音が聞こえた。顔を上げると目の前に、この日の相棒「マーニー」(セン=去勢した牡・12歳)の姿。その大きさと格好良さに圧倒される。かつて中央競馬で戦っていた競走馬だが、性格はのんびり屋だそう。スキンシップのため、乗馬前に体のブラッシングをしながら「よろしく」と声を掛けると、優しい目でこちらを見ながら「ブルルル」と気持ち良さそうな声を出してくれた。

乗馬前にブラッシングで馬とコミュニケーション。気持ち良さそうな表情に、こちらもホッコリ
ウエスト、太もも引き締めに効果あり!?
短時間でも歩いたり、止まったりの指示ができるようになる乗馬体験。〝人馬一体〟を体感

 練習用馬場に向かい、念願の乗馬体験。まずは、台に上り馬に乗る。たてがみをつかませてもらいながら「ヨイショ」とマーニーの体をまたいで座ると、その視線の高さにびっくり。2メートル50センチはある。「さあ、まずは馬が歩く揺れに慣れる練習」と、裕芽子さんがマーニーを引き綱で誘導する。背筋を伸ばすことを意識しながら、腕を回したり馬のお尻にタッチしたり、いろいろな動きをしてみると、だんだんマーニーの動きや高さに慣れてきた。ここで手綱の持ち方を教えてもらい、ブレーキの練習。言われた通り、手綱を軽く引っ張ると、マーニーがぴたりと歩くのをやめた。さらに、両足のかかとでマーニーの体を挟むように力を入れると、今度はゆっくり歩き出した。「すごい! ちゃんと指示を聞いてくれた」と、うれしさのあまり叫んでしまった。自分だけで左右の曲がりたい方向に手綱を引いても、ちゃんと曲がってくれるではないか! 〝人馬一体〟を体感し、感動していると、「最後に速歩小走りを体験してもらいましょうね」と裕芽子さん。「はいっ」というかけ声にマーニーが軽く走りだすと、上下の振動がダイレクトに体に伝わり、落とされないよう補助サドルにつかまっているだけで精いっぱい。まさに全身運動。これで、走ったり障害物を飛ぶってどんだけすごいことなんだべ・・・

 あっという間の30分。終わってみると、ウエストや太ももに心地良い疲労感。かわいいマーニーにも癒やされ、「また挑戦してみたい」と思う体験となった。「乗馬に運動神経は関係なく、老若男女が楽しめます。気軽に遊びに来てください」と太郎さん。大自然の風を感じながら、心身の健康にもつながる乗馬。皆さんもチャレンジしてみませんか。

ヘルメットなどの乗馬用用具は無料で貸し出ししてくれる

►あきた乗馬クラブ問い合わせ
☎018・853・5601(※作業中は電話に出られないことが多いため、ホームページから問い合わせをお勧めします)