社員もお客様も受動喫煙のない環境で健康経営を実践株式会社平鹿自動車学校(横手市)
株式会社平鹿自動車学校は、日本一大きな横手盆地のほぼ中央に位置する横手市平鹿町にある。各種自動車運転免許取得の教習や高齢者講習及び既存運転者向けの運転技術や危険予測などを学ぶ講習を行っているほか、秋田県指定自動車学校では第1号となる「秋田ドローンスクール」(商標登録)を開講している。
当社の受動喫煙防止対策について、佐藤社長と健康管理者の髙橋取締役にお話をうかがった。
最初の対策は平成20年頃に創業者で前社長の佐藤次男氏が、校舎内を禁煙とし校舎の外に喫煙所を設置したことに始まる。
「平成25年に父が亡くなり社長職を引き継ぎ、自動車学校経営に従事することになった。社長になってからは社員とのコミュニケーションを大切に考え、社員への声掛けとあいさつを積極的に行っていく中で、会社を健全に維持していくためには、社員の健康維持が重要であることを感じるようになった。」と佐藤社長。たばこの健康被害がクローズアップされてきたことから、佐藤社長は髙橋取締役と共に、たばこの主流煙や副流煙に含まれる有害物質、肺がんなど全身のがんへの影響などを勉強したとのこと。
平成29年6月県の受動喫煙防止宣言施設の登録を行い、自動車学校の全ての建物内及び社用車は全面禁煙とした。同時に協会けんぽに「健康経営宣言」を行い、社員及びお客様へ受動喫煙防止と禁煙を呼び掛ける行動を始めた。令和2年11月には屋外喫煙所を廃止し、お客様は原則敷地内禁煙、社員は就業時間内禁煙(昼休み限定で自家用車内での喫煙は可能)とした。
「会社の受動喫煙防止対策については、当初社員などから不満の声もあったが、時代の流れとして受け入れられるようになった。そして10年前70%だった当社の喫煙率が現在10%まで減少したのは、社員へたばこの害の情報提供や禁煙の呼び掛けを行ってきたからだと思う。」と髙橋取締役。
受動喫煙防止を含めた健康対策は、令和4年3月に経済産業省及び日本健康会議から「健康経営優良法人2022(中小企業部門)」の認定(4回目)、そして9月には秋田県版「健康経営優良法人」の認定を受けた。
「当社のたばこ対策の目標は完全敷地内禁煙である。これからも地道に社員の健康維持増進、受動喫煙防止対策及び喫煙社員への卒煙奨励の取り組みにより健康経営を推進し、健全な会社経営を維持していきたい。」と佐藤社長は語ってくれた。
株式会社平鹿自動車学校
創業 昭和53年
代表 代表取締役社長 佐藤 理恵子
本社 横手市平鹿町浅舞字返諏訪204
TEL 0182-24-3144
FAX 0182-24-2190
URL https://yokote-hiraka-ds.com/
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について
県では、受動喫煙防止対策を促進するため、市町村及び全国健康保険協会秋田支部(協会けんぽ秋田支部)とともに「受動喫煙防止宣言施設」登録制度を実施しています。
登録方法については、こちらをご覧ください。
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について(外部リンク)