敷地内禁煙で空気の新鮮な職場環境へ/社員一人ひとりの健康管理を第一優先にいとう設計株式会社(仙北市)

2025年03月18日

 仙北市に会社を構える、いとう設計株式会社は昭和55年の創業から農業土木・一般土木に関する測量、調査、設計業務を行い今年で45周年を迎える。平成31年3月全国健康保険協会秋田支部より健康経営宣言認定を受け、令和2年2月に受動喫煙防止宣言施設に登録した。同社の受動喫煙防止対策について伊藤社長にお話を伺った。
 「平成30年に社員2人が相次いで病気と事故で亡くなってしまい、会社全体が失意の中で営業を続けていました。その当時、社員の中での喫煙者は一人だけでしたが、喫煙の際には給湯室の換気扇の前を利用していました。

 しかし、換気扇で一旦外に排出されたたばこの煙が、夏場には事務所の窓から再び室内に流れ込むため、僅かではあるがたばこの臭いが気になると社員から指摘を受け、屋内禁煙に踏み切り、これを契機に秋田県受動喫煙防止宣言施設に登録しました。さらにこの事はわが社の経営方針の一つである『社員の健康を守る事は、その家族の幸せを守ると共に会社経営基盤の安定に直結することから、一人ひとりの健康管理を最優先に考える』に合致するため内外にアピールできると考えました。」と伊藤社長は話す。それからは、喫煙者からも屋内禁煙の反対もなく、自主的にたばこの本数を減らすなど、その後スムーズに敷地内禁煙を実施することができた。現在は、新入社員も含め喫煙者はいないため、事務所内は空気が新鮮に感じられると社員の間で好評とのこと。玄関先に掲示している県の禁煙ステッカーや、カウンターに設置している協会けんぽのミニのぼり旗の効果で、お客様にもご理解をいただいており駐車場を含め喫煙する方はいなくなった。
 「この状態を継続し、社員の健康管理に気配りできる健康経営を続けていきます。」と伊藤社長。
健康管理のため、定期的な体重測定・血圧測定を行い健康意識を高め合っており、健康診断で異常があった場合は再検査を行ってもらい、健康状態を把握している。
 いとう設計株式会社は、これからも敷地内禁煙で空気が新鮮で快適な職場環境を維持し、長く元気に働けるよう社員の健康維持・健康増進に取り組み続け、地域の住みよい生活環境の発展に貢献していく。

いとう設計株式会社
設立 昭和55年
代表取締役社長 伊藤隆一郎
住所 仙北市角館町西長野上野98-7
TEL 0187-54-1733
FAX 0187-55-4326
URL https://itou-sekkei.co.jp/company.html

「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について

 県では、受動喫煙防止対策を促進するため、市町村及び全国健康保険協会秋田支部(協会けんぽ秋田支部)とともに「受動喫煙防止宣言施設」登録制度を実施しています。

登録方法については、こちらをご覧ください。
「受動喫煙防止宣言施設」登録制度について(外部リンク)