市内事業所で出前講座/いきいき健康通信を毎月発行働き盛りの健康づくりを支援▶▶▶仙北市

2026年10月31日 掲載
「こころとからだの健康づくり出前講座」の様子=2026年9月25日、仙北市の瀧神巧業

 仙北市は、働き盛りの世代の健康を支えるため本年度、「こころとからだの健康づくり出前講座」の開催と、「いきいき健康通信」の発行を始めた。市民の健康データを分析し、60歳以降に生活習慣病を発症する人が多いことに着目。これを予防するためには30~50代の支援が必要と考えた。市内の事業所で無料の出前講座を開き、啓発につなげる。

出前講座の募集チラシ

 同市の建設業瀧神巧業で2回の講座を開いた。1回目は、保健師と管理栄養士が健康診断の結果の見方などを説明し、生活習慣の改善方法を伝えた。参加者から「家族のために生活習慣病の予防を目指すきっかけになった」などの声が寄せられたという。

 2回目は、20~60代の約40人が参加。体組成計2台を持ち込み測定を行ったほか、外食の注意点について解説した。ハンバーガーや牛丼などの塩分量やカロリー、脂質量を目で見て分かる形で示すなどして理解を促した。市保健課の管理栄養士伊藤茅花さんは「講座の内容は、企業の担当者と相談しながら組み立てています。職場の実情や要望に応じた支援を行っていきたいです」と話した。

26年7月発行のいきいき健康通信。特定保健指導の対象者に送る案内にも同封している

 健康情報をまとめた「いきいき健康通信」は、市の公式LINEやホームページに掲載している。保健課の担当者4人が月1回の編集会議で内容を決める。初回の7月号は、厚生労働省の2023年度特定健診・特定保健指導の実施状況に関するデータを基に、メタボリックシンドロームと予備軍に該当する市民の割合が33%に上ることを紹介した。翌月以降は「お腹まわりがスッキリする生活習慣」をテーマに、食事の取り方や運動法を解説している。

 同課の保健師大山ありささんは「心と体はつながっているので、職場で心身の健康を意識する機会を積み重ねてもらいたい。心の健康についても、気軽に相談できるよう努めていきたいです」と話した。